和食器屋店主のブログ

〜ぐうたら極楽トンボな日記〜
和食器販売 おとなの和食器屋店主のおしゃべりと大好きな和食器と愛すべき家族や友人のお話しなど
レビューと品
0
    以前、女将の里に帰る道すがら何か食べたいと、ネットで探したらイタリアンのお店があったので夫婦でお世話になった。

    そちらも和食器屋と同じく夫妻でこじんまりと堅実にお店を切り盛りされているようで、特にピクルスが妙に美味しく家庭的で気取ったところもなくて楽しくたっぷり料理を頂戴した。
    お客さんも夫婦あり子供連れあり若い女性同士もいらしたりとバライティに富んでいたのが印象的だった。

    おなかも一杯になり、一路女将の里へと向かう道すがら(店主は腰が悪いので女将と交代で運転します)助手席で、先ほどのお店の○○ログなる中に書き込まれたレビューのひとつを拝見して驚いた。

    「やや油っこく、お値段もそこそこする・・・。子供連れでは行く店ではないとみた」云々・・・

    悲しくなった・・・

    折角、レストランを見つけてそんなレビュー(コメント)を見たご家族連れの皆さんはどう思うだろうか・・・

    お値段だって、どうみてもとんでもないような値段では決してない。 私たちでも夫婦で夕食で3000円程である。(言うのも恥ずかしいくらい・・・この歳になると食べれないのである)
    都会ならばむしろ良心的なお値段だ。

    コメントを書いた方は、ちょっとした批評家気取りなのだろうが、その主観的な批評の為にご夫婦ふたりで懸命に切り盛りしているお店に打撃を与えて何になると言うのか。

    和食器屋ではめったな事ではお目にかかれないが、特にレストランなどの飲食のレビューを拝見していて、何かしら殺伐としたものを感じるのは、直接の対話を避け、摩擦を避け、また「倍返し」などという仕返してやるのような風潮。

    もしお店に何らかの不満があれば、まず直接言えば良い事。それで対応が不誠実で、なおかつ納得できなければ、そんな時こそ他の方に知らしめてもそれは仕方ない。他の被害者を出さない為という正当な理由があるから。

    でももし、お店が謝罪や反省をして納得のいく対応をしたならば・・・そこから先は私たち客の「品位」や「人間としての大きさ」の問題である。


    もし誰かが誤って、あなたの服に泥をかけてしまった。もちろんそれは故意ではない。

    あなたは泥がはねた事を相手に知らしめた

    相手は申し訳ないと丁寧に謝罪し、自分が急いで走っていて配慮が足らなかった事を認め反省をし、クリーニングをさせて、もしくは弁償させてくださいと申し出た。

    1.その相手に泥が跳ねた事を言う事ができず、相手に知らしめる前に後ろから泥をかけ返した。

    2.相手の申し出にも関わらず、気分が晴れないので後ろから泥をかけ返した。


    そう、 ここで言う「泥をかける」とは「ネガティブなレビュー」の事である。

    レビューとは一見、「正当な意見」の場のようで実はこの「泥かけ」のような、昨今 学校で問題になっている陰湿なイジメや仕返しと根はかわらない 影の顔も持っている。

    もしネガティブな意見をほんの少しでも述べる時には、そのお店を切り盛りしている皆さんや大きな会社ならその家族も含めての生活にも影響を与えかねない責任と覚悟を持って書くべきだと思う。

    レビューサイトやコメントコーナーは、私たちの「品」や「思慮」が顔を見せる場でもある。

     
    22:26 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    なくて七癖の納期
    0
      納期・・・読んで字のごとく「納める期限」

      【ご予約】のお客様に、「6月中旬〜下旬の出来上がりです」などとご案内をする。

      初めてのお客様は「ちょっと、その期間の幅大きくなぁい」なんて思われると思う。

      ご存知のように、小さな工房で少量生産される土物和食器の場合は、お日様での天日乾燥などという工程もあるので、なかなか詳細な納期のご案内は難しいんです。

      ある程度の余裕をみてお客様に納期のご案内をするのですが、これも和食器屋で微調整。

      それは 作り手に納期をたずねた時のなくて七癖・・・

      ケース:Aさんの場合
      「あ〜それですか〜え〜とね、9月の中(なか)ころには出来ますわ」

      できたためしがない・・・

      半月遅れるのでサバを読んでお客様にご案内する。

      恒常的に遅れる方とはお付き合いしない事にしているが、彼の場合は確実に半月遅れで来るのでお付き合いが続いている。

      「頼むから遅れる分を見越して納期教えてよ」と言うと

      「次から考えときますぅ」

      全く考えたふしがいまだにない。

      ここまで徹底してると、長い付き合いもあって腹もたたなくなる。


      ケース:Bさんの場合
      「そ〜ですね〜 納期ですか〜  ん〜〜  どうかなぁ〜 ん〜〜 いつがいいですかぁ?」

      質問に質問で答えられても困る

      女性にさりげなくなく歳をたずねた時に似ている。返ってくる答えは「え〜っ イクツに見えますぅ〜?」

      真面目な女将、電話を切ったあとに「はっきりせんか〜い。男やろ」と低くつぶやく。

      店主意味もなく謝る。


      ケース:Cさんの場合
      「え〜っと、10月の15日の月曜日の午後一番の出荷を目標にがんばってみます!」

      誤差はせいぜい1日。 早く到着する事だってある。

      うっかり、「この間、頼んだのいつごろでしたっけ」などと電話すると、「このあいだ言ったはずでよ」と叱られる始末。 

      和食器屋も顔負けの厳重な梱包と美しい几帳面な字で請求書と納品書が届く。

      長い付き合いだが破損事故0。

      彼は市区町村の戸籍係でも十分食っていける。(店主にはまず務まらない)


      ケース:Dさんの場合
      発注する。

      先日はありがとうございましたぁ と丁寧なご挨拶と世間話しの電話がある。

      お品窯から出ると 「いやぁ〜よかもんが出来ました〜」 と丁寧なご報告と世間話しの電話。

      梱包が終わると 「今から出荷すると○曜日に着くけどよかですかぁ」と丁寧なお尋ねと世間話しの電話。

      販売開始すると 「どげんですか〜売れ行きは〜」と丁寧なアフターフォローと世間話しの電話。

      通販業者なら鏡である。 

      メールでしてくれぃと思うのだが彼は通話のみの携帯しかしない。


      時に「切れ」そうになりながら、時には「大笑い」しながらのお付き合いをさせていただいている店主と女将なのでした。

      JUGEMテーマ:日記・一般
      00:00 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      中空の薔薇
      0
        今回発表したガラス水玉醤油さしのワンカット。
        中に小さな薔薇を入れたらご覧の通り、「中空の薔薇」の登場となった。
        ページには出せない写真ですが・・・(^^;
        http://www.sansui.or.tv/2_glass_mizutama_shoyusashi1.html

        mizutama_shouyusashi
        16:03 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        阿吽(あうん)
        0

          テゥルル~ 《電話》。

          店主:もしも〜し たくまさん?

          作家:ハイハイ

          店主:この間の片口、20個ほどいかがでしょう。

          作家:あ、ハイハイ ありがとうございます。

          店主:こちらこそ、いつもありがとうございます。 それからあの〜〜

          作家:はい?

          店主:あまり・・・面白すぎないのを・・・よろしければ・・・よろしくお願いします:・;・ね。

          作家:はいハイ 心がけときます。


          ●独特の創作センス、技術、人柄、どれをとっても超魅力的な作り手なのだが、いかんせんお客様は撮影した写真をご覧になってほれ込んで胸ときめかしてお品を待っている。 そんな皆様のイメージを大切にする為に、様々な努力が必要となる。 有り余る才能とエネルギーをぶつけるあまり、掲載した写真イメージとと大きく外れるお品では困る。 かと言って萎縮してしまうようでも困る。  というわけで、店主と作り手にだけわかる阿吽の呼吸のような会話とあいなるのである。

          木灰釉へうげもの片口小鉢
          惜しくも掲載から外れた「木灰釉へうげもの片口小鉢」の写真 綺麗でもったいない・・・
          23:36 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          10歩遅れの中高年
          0


            に〜っぽんの未来は おぅおぅおぅおぅ♪

            鼻歌まじり、店主絶好調で和食器の畳付き(テーブルとの接地面)を綺麗にサンドペーパーや砥石でみがきあげる。 

            和食器がおしなべてガタツキが少なく「おりこうさん」だと元気に鼻歌など出る。逆に「おてんば」だとかなり集中しないといけなくなって無口になる。


            女将:それ・・・・・古くない? 少し (n_n;


            店主:ってか。。。そうか? AKB48・・・あ・・・違う違う なんだっけ ほら・・・〜え〜とえ〜と・・
            ほら〜 ← 責めるような口調(自分が忘れた事を相手が思い出すのが当たり前のような態度をとる、中高年に散見される症状)


            女将:(-o-;) モームス! モーニング娘でしょ。


            店主:そうそう そうよ モーむすよ。 ←えらそうな口調(歳をとると、相手が思い出してくれたにもかかわらず自分の手柄のように言う)

            店主:今頃なにしとるんだろね、あの娘たち


            女将:またしょうもない事ばっか考えて、仕事仕事。 仕事してください。


            店主:でもさ、あと5年もすれば次の新しいグループが出てきて、でもアタシしゃまだかちゅ〜うしゃ〜♪ とか歌ってさ、誰の歌かわからなくなってるんだろな〜 ←相手の言う事はぜんぜん聞かないで、自分のいいたい事だけひたすらしゃべる中高年によくみられる症状


            女将:あれ? ちゃんと知っとるやないのAKBの歌


            店主:当たり前じゃい!(ドヤ顔) ←若い子の情報を少し知っているだけで得意になる中高年男性特有の症状


            女将:で、誰のファン?


            店主:え〜とえ〜と「やぐっちゃん」かな、矢口なにちゃんだっけかな〜♪


            女将: ・・・だめだこりゃ(-o-;)

            (女将注:矢口真里さんはモーニング娘の初期のメンバー)


             

            02:04 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            裏の醍醐味
            0

              裏の醍醐味

              地上にある星をっ

              誰も覚えていな〜い

              人はみな空ばかり見〜てるぅ〜♪

              などと鼻歌まじりに写真を撮る

              店主的陶酔のひととき・・・


              実はこれ、黒釉足付特大鉢

              ページではお料理の入る表ばかりが目立っているが、ちょいと裏を見てみるとご覧のようなそれはそれは素敵な釉薬模様にお目にかかる事がある。

              で、

              先ほどの中島みゆきさんの「地上の星」となるわけ。


              このようなお皿の形の和食器の場合、「見込み」と呼ばれるお料理やお茶などが接触する部分ばかりをご覧になる事が多いのだが、釉薬の面白さはこの裏側に良く出る。 お皿などは高台脇などが多い。

              釉薬をかけて振り切り、置く。 という一連の作業の中で、釉薬溜まりなどが出来やすいからなのだろう。

              ちなみにこの特大鉢の本来の色は茶系の黒。 それがこの色である。

              ここに醍醐味がある。

              22:47 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              親切の裏側
              0

                最近、ひとつの和食器やガラス食器のネーミングや提案に、素朴な疑問を持つようになった


                レンジでチンするだけ!

                炊いたご飯に♪混ぜるだけ!

                お湯をかけたら出来上がり!

                あらもう出来ちゃった。

                説明書どおりに作ればちゃんと出来上がる料理。


                簡単スピードメニュー!

                10分クッキング!

                正しいレシピ通りに正確に作れば、だいたいその通り出来る料理。


                と、同じにはできないが、和食器屋のページに掲載されるその名前や盛られているお料理も

                これってサービスが過ぎれば、知らないうちに相手の試行錯誤する楽しい経験を失わせてる事にはならないだろうか。

                という疑問である。



                と・こ・ろ・が・・・


                毎日のように届くお便りやお写真は


                「○○入れてみました〜♪」

                「○○と組み合わせてみたら結構いいでしょう?」

                「本日は早速これで○○を作ってみま〜す!」


                など、まあほんに十人十色のレシピや使い方を伝えてくれるものが多い。

                和食器屋のご提案程度なら、な〜んの心配もいらないと実感し、安心する。

                まさに杞憂(^^;

                むしろ、皆様のお声を皆様で共有していただければ、さぞや楽しい和食器ライフを過ごせるのでは、などと正直思う。そして私はその道しるべをしっかりと作る事ができればとも強く思う今日この頃。

                本日はちょっと「素」なお話しでした。
                17:43 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                光の贈り物
                0
                  お客様からのお便り、励ましもお褒めも稀にいただくお叱りも、みな前進するための糧になり、有難いの一言につきる。 ご送付申し上げたお品に満足されれば、それはそれで別にお言葉にされる必要はないわけで、ご満足されなければ黙って縁を切ってしまえば良いわけで、それを言葉にしてお聞かせいただく事、その事がどんなにありがたい事か。

                  あらあら、珍しくまじめなお話しになりました。

                  そのお便りの中で話題になった日常に見つけた「私の宝石」のお話し。

                  お客様にご送付申し上げる織部リム小皿、いつものように裏の畳みつきを、砥石→サンドペーパーの順で研く。 テーブルの上の削り終えたお品に、ふと冬の長い光が差し込む。

                  光の中の織部












                  織部釉ほど「光」による美しい表情をみせる釉薬を私は知らない。

                  〜私だけの宝石〜を見つけたような気分になるのである。

                  22:52 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  恥じらう和食器
                  0
                    毎度のごとく、掲載できなかったお写真など

                    うす紅粉引たわみ小鉢



                    よく思うのだが、料亭などはこの大きさの和食器を上手に使っていると思う。たとえばお刺身など、貝類のそれになると少し量が少なかったりするが、家庭だとついお皿に盛ってでてきたりする。 そんな時にこんな小鉢が結構重宝。 大根の上にうまく盛りつければ、それなりのボリューム感も出る。  写真はうす紅粉引たわみ小鉢 恥じらう乙女の頬のような・・・。
                    23:53 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    店主のお仕事
                    0
                      和食器屋では女将だけが大車輪で働いて、亭主はのんびり遊んでいると思われている方が多いようだが、実はそうです。

                      店主の仕事は、金魚の餌やり・朝の仕事前のお茶淹れ・お客様との大切なコミュニケーション(だいたい2/3はどうでもよいお話し)・たまに写真撮っては腰が痛いといってはすぐサボるので女将に叱られてを繰り返している。

                      それでも和食器の畳み付き(テーブルとの接地面)などの品質管理だけは目を光らせる。
                      およそ検品してハイ右から左なんてお品は、和食器屋にはほとんど存在しない。 特にこの通称「おしり」の研磨は気をつけている。 陶器市などで土物和食器をお求めになった方はおわかりだと思うが、ほとんどの作り手のおしりの処理は大変甘い。 そのままでは簡単にテーブルを傷つけてしまう。

                      時には、あろう事かこんな「おまけ」まで付いて来る。


                      店主の仕事1







                      そんな時は、御覧のような小さなローターで辛抱強く削り、もちろんさらに砥石やサンドペーパーで綺麗に研いて送り出す。 

                      店主の仕事2








                      ほとんどすべてのお品に、店主や女将の手がしっかりとかかっていると思っていただいて結構です。 それだけに使い手の皆様のお声は心にしみるのです。
                      23:51 | 和食器 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

                      05
                      --
                      1
                      2
                      3
                      4
                      5
                      6
                      7
                      8
                      9
                      10
                      11
                      12
                      13
                      14
                      15
                      16
                      17
                      18
                      19
                      20
                      21
                      22
                      23
                      24
                      25
                      26
                      27
                      28
                      29
                      30
                      31
                      --
                      >>
                      <<
                      --